最後を看取る
体内時間が狂っていて、最近の活動時間はお昼から深夜。
普通の人とは4時間くらいずれている…。
なので今日もお昼に大学に出勤。
いつもの通り、大学前の直線道路を走っていると、道路の真ん中に猫が。
しかもちょうど車のタイヤが通る位置に。
ひかれたのかな、なんて思いながら横を通ると、かすかに尻尾が動いた。
「まだ生きてる!」
5m程通り過ぎた路肩に車を止め、後続の車がいなくなったところで救出。
後ろ足をやられたのか、自力では立てない様子。
自分以外にも気に留めた方がいて、大学生1人と作業着姿のにーちゃん2人とで猫の様子を伺う。
・左目は瞬きや動かすこともできない状態。
・後ろ足の一部から出血。
・口の中も血がにじんでおり、口を動かすも鳴くことすらできない。
・お尻からは出血。
・気が狂ったかのようにその場で回転を始める。
見ていて恐く、そして悲しくなった。
幸いにも大学には動物病院もある、すぐそこだ。
しかし、素人の自分が見ても分かるくらい、彼の最期はすぐそこまで来ていた。
案の定、次第に動きが鈍くなり、目を閉じることも出来ずに彼は永遠の眠りについた。
たまたま居合わせた、互いに名前も知らない4人で最後を看取った。
「なにもしてやれなくてごめん。苦しかったよね…。」
近くの家庭教師の事務所で電話帳を借り、保健所に連絡。
死んでいるのであれば市役所にかけてくれ、ということで市役所に連絡。
場所と自分の名前を伝え、彼の亡骸を引き取ってもらうことにした。
最後まで看取った大学生の彼から、
「ありがとうございました。」
といわれたが、自分は何もしてない。
いや、何もしてやれなかった。
「君もバイクの運転、気をつけてね。」
と返すのがやっとだった。
ここまで書いて、実は結論なんてない。
まだ、自分でも消化しきれていないから…。
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